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77.老後資金、2000万円もいらないってほんと?

お金

うちにはテレビがなく、テレビ番組をネットで追うこともありません。
 
ですが、YouTubeのニュース切り抜きのようなチャンネルを見ることが稀にあります。
 
そこでチラッと耳にしたのが、今回の話題です。
 
「老後2000万円問題と言っていたけれど、実はそんなにかからないらしい」というもの。
 
『いや、そんなわけあるかい!』
 
先走って突っ込みたくなる根拠は毎日のように見聞きしています。
 
でもとりあえず、話だけでは聞いてやろうと思い、私は心にハリセンを携えて内容を視聴することにしたのです。
 
 
 
 
すると、驚くべきことを言っていました。
 
この物価高のご時世だと言うのに、定年後無職である世帯の生活費が以前より減少しているというデータがあるそうなのです。
 
…………もう、このあたりで嫌な予感しかしないのですが。
 
その理由はズバリ、“物価高が話題になり、みんな節約して生活をするようになったから”とのこと。
 
『んんんなぁアホかっ!!!』
 
ハリセンを振りかぶり、盛大にツッコミを入れたのは言うまでもありません。
 
老後に生活を切り詰めて、ひもじい思いをしないための老後資金ではないのでしょうか。
 
インフレを想定できなかった今のシニア世代が節約を余儀なくされているという現状と、今後シニアになりゆく世代の老後資金が足りるかどうかは全く別の問題です。
 
それどころか、この程度のインフレで誰もが生活を切り詰めているのだとしたら、20年後、30年後は切り詰めてどうにかなる問題ではなくなっていると思うのですが、件の番組は我々現役世代の資産形成を控えさせて、一体世の中をどうしたいのでしょうか。
 
 
 
 
一応、“年金はインフレに伴い調整されるから”とも言っていましたが、その調整が充分でないから今のシニア世代が生活を切り詰めているのでは?
 
矛盾してません?
 
そして、“高額療養費制度があるから”とも言っていましたが、それは2000万円問題のときから大きく変更されていませんし、老後資金は全て医療費というわけではないんだよ。
 
老後は医療費だけじゃなくて、ちょっと移動するだけでもタクシーが必要になったり、昼間でも煌々と明かりをつけないと足元が見えなくなったり、掃除が難しくなったり、買い物が難しくなったり、住処や食事にもこれまで以上に生活コストがかかるはずなんだよ。
 
住宅だって昔より高額になっているのだから、家を購入できる人は減っていくはずです。
 
そうなると、節約では埋め難い何万円という金額が、多くの人の固定費として毎月追加されます。
 
さらに税金や支払い方法など、コロコロ変わる世の中のお金にまつわる制度についていけなくなるときは必ず来ます。
 
今と同じ節約生活を老後に行うことは不可能だってことくらい、節約をしている人であればわかるはずです。
 
だからこそ今、節約をしなければと奮闘している現役世代がたくさんいるのでしょう。
 
それなのに、“みんな節約して生活コストが下がっているから老後資金は2000万円もいらない”というのはお粗末が過ぎませんか。
 
 
 
 
年金は目減りしていく、退職金も減っていく、持ち家もない、そんな現役世代に淡い夢を見せるのは罪深いだろうと感じました。
 
その動画は最終的に、“共働きなら貯蓄はそんなに必要ない”といった方向に締めていましたが、健康寿命まで健康でいられる保証はどこにもありません。
 
むしろ、現役世代は高度な技術の進歩に伴い、過労やストレスを溜め込んでいるという話も聞いたことがあります。
 
もやもやしながらコメント欄を見てみると、他のユーザーさんも一様に「何を言っているんだ?」とツッコミを入れていました。
 
いや本当に、何を言っているんでしょう?

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