メインブログ「推し活民のかりずまい」はこちら

81.段ボール家具からの卒業

その他

以前住んでいた部屋では、段ボールや化粧箱を収納家具として使用していました。
 
昔の書類や領収書を入れる箱。
 
化粧水やヘアスプレーなどを入れる箱。
 
お菓子やストック品を入れる箱(4つ。うち2つは発泡スチロール)。
 
調味料を入れる箱。
 
同人誌の在庫を入れる箱。
 
迷子グッズや取引中のグッズを入れる箱、などなど。
 
トイレットペーパーとサニタリー用品を入れていた段ボール箱なんて、前の前に住んでいた部屋の部屋番号が書かれていました。
 
「67.母と私の金銭感覚」でお話してたように、私は冷蔵庫を買わずに一人暮らしをスタートさせようとしていた人間です。
 
収納グッズを購入するという発想など、持ち合わせているはずがなかったのです。
 
 
 
 
しかし、私は直近の引っ越しの際に、それまで使用していた段ボール箱を全て処分しました。
 
さらに、発泡スチロールの箱や、段ボールの上に乗せて使用していた貰い物の簡易収納にもまとめて別れを告げました。
 
その最大の理由は、虫対策です。
 
何とは言いませんが、主に人類が隙を見せると現れて、むやみやたらと繁殖を繰り返すヤツ(以下、G)の対策です。
 
私は一人暮らしを始めるにあたって、とにかく虫を見ないために徹底して対策をしてきました。
 
なので、奴らが暗くてあたたかく湿気の溜まりやすい段ボール箱を好み、あの住みやすそうな構造の隙間に卵を産むと言う話は何度も目にしたことがありました。
 
実際、東京で暮らし始めた頃に2回ほど奴らの出現を許してしまい、内心で切れ散らかしながら処理した経験があります。
 
ですが、それでも当時の私は収納家具を購入する発想には至らず、それよりもブラックキャップを設置したり、忌避剤を出入り口に吹きかけることで自宅からGを撲滅していました。
 
ですが、それは結果論に過ぎません。
 
恐らくたまたま段ボールに卵を産まれていなかったから、10年以上一人暮らしをしてきた中で2回しかエンカウントせずに済んだのです。
 
だから私は、引っ越しを機に生活空間にGの空き家を置かないと誓いました。
 
とはいえ、グッズのお取引やメルカリの梱包で使用する段ボールは必要です。
 
結局、折衷案として玄関の棚の上の空間にのみ、ブラックキャップと共に段ボールを置くことに決めたのでした。
 
 
 
 
そして次に大きな理由は、インテリアの知識に触れるようになったからです。
 
引っ越し前、私は毎日のように名作家具を画面越しに見る生活をしていました。
 
ハンス・J・ウェグナーやアルネ・ヤコブセン、その他様々な巨匠の作品で肥やした目が、使い古しの段ボールを家具として認識できるはずがありません。
 
引っ越しに伴いテーブルやベッドなども購入する必要がありましたが、段ボールで済ませようとは微塵も思いませんでした。
 
インテリア動画を観始めた頃は、まだ布団&床生活の可能性も残っていたと思うのですが……。
 
いえ、それどころか、元々“収納家具が段ボールでも構わない生活”を手放すのが嫌で引っ越しを拒んでいたくらいなのに、人は変わるものですね。
 
 
 
 
最後の理由は、自分の住む場所を好きになりたいと思ったからです。
 
そのためには、自ら選んだものや検討した上で選択したものを置く必要があります。
 
親戚から送られてきた野菜ジュースが入っていた箱や、Amazonの誤配で届いた水が入っていた箱、使い古してボロボロになった発泡スチロールを目に触れる場所に置いている場合ではありません。
 
 
 
 
今は、段ボールと共に生活していたあの環境はどうかしていたと感じます。
 
生活を楽しむ気がなかったと言うか、私はお金だけでなく生活にも無頓着だったのでしょう。
 
その証拠に、段ボール収納に入れていた食品は何度も賞味期限を切らしていました。
 
どの箱に何が入っているか、ろくに把握していなかったのです。
 
家具が整うと生活が整う──今では、そんなふうに考えています。
 
あのとき収納家具を買わなかったことで、確かにお金は浮いたかもしれません。
 
ですが、容れ物に関心を持たないことで中身への関心も失い、買いすぎたり使い切れなかったりしていたことを思うと、効率よく節約できていたとは言えない気がしています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました