意識してそう考え始めたわけではないのですが、私には昔から「100円以上の食材は全て高級品」と捉えているところがあります。
人参、大根、玉ねぎなどの野菜。
チョコレート、ポテトチップス、クッキーなど市販のお菓子。
見切り品のお惣菜の値引き後の値段。
単品だろうとまとめ売りだろうと、パッと見た金額が3桁を超えると高い、超えないと安いと認識しているのです。
だからこそ、投資を始めた頃に100円以内で買うことが難しくなった市販のお菓子やペットボトルのジュースからすんなり足を洗うことができたのだと思います。
日常的に購入していたものを『高い』と思いながら購入することは、それなりに大きなストレスになるからです。
今ではお菓子売り場に立ち寄るたび、『自分に買える商品ではなくなったんだな』と再認識するばかりです。
コンビニスイーツやパン屋さんのパンに対する認識も“非常に高い”となり、見切り品となっていたとしても、なかなか手が出せなくなりました。
パン屋さんのパンや、コンロで作るポップコーンなどは稀に自分へのご褒美として購入していたのですが……。
近年、それらを購入するときの自分の期待感が尋常ではなくなってきているような気がしています。
『100円をこんなに超えるのだから、これを食べたら私は幸せになれるのだろう』
食べる前から、そんな気持ちで頭がいっぱいになってしまうのです。
ですが、近年の値上がりはコストプッシュ型のインフレ──つまりコストの増加によって生じているものです。
以前、手の届く範囲で購入できていたものが値段だけ塗り変えたに過ぎません。
200円分の期待感で購入しても、得られるのは100円分の満足感なのです。
私は段々と、『少し高いものを買っても満足できないかもしれない』と思うようになりました。
そんなわけで、最近は近所のパン屋さんに行っても、見切り品且つそもそも価格の低いパンにしか手が伸びなくなってしまいました。
単価が高いと過度に期待してしまう、完全に自分の問題です。
小さなパンの量り売りのお店なら、あまり値段を気にせず購入するので満足できると思うのですが、生活圏内になく……。
それだけのために遠出するか、ちょっと頭を悩ませています。
ちょっと冷静に第三者の目線に立ってみると、資産850万を超えた人間が何を言っているんだと思わなくもありません。
ですが、私はその資産がどうやって積み上がっているかを知っています。
世代平均程度の金持ちではあるけれど、金稼ぎではありません。
年収1000万円(手取り)の人が私と同じ生活をすれば、ほぼ1年で追い抜かれます。
退職金も、おそらくはもらえません。
そして私はインデックスとは言え、今後株式比率を高めていく予定です。
綱渡りとまでは行きませんが、壁の塀くらいの道を歩いているのです。
いつ破綻してもおかしくない張りぼての金持ちが本物の金持ちになれるのは、きっと60歳くらいだと思っています。
それまでは、楽しみたいときは楽しみつつ、生活では無駄を減らす今のスタイルでやっていかなければならないのです。
19.100円以上の食材は全て高級品〜インフレ編〜
お金

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