“適材適照”という言葉をご存知でしょうか?
インテリアの世界で提唱される空間演出手法で、“必要な場所を必要なだけ照らす”という意味で使われます。
うちの実家を例に挙げると、ピアノの上に設置されたスポットライトや、子ども部屋のベッドの上を照らす読書灯などがそれにあたります。
なんとなく空間を照らすのではなく、目的にあわせて光を配置するのが特徴です。
反対に、ひとつの部屋にひとつだけ明かりを配置することを“一室一灯”と呼びます。
賃貸に元から設置してあるシーリングライトが、まさにそれです。
多灯・一灯と言うと、コスプレをされる方には馴染みがあるかもしれませんね。
クオリティの高い作品が撮れると言われるものの、イベントでは禁止されがちなアレです。
しかし、自室においては禁止事項なんてありません。
むしろ多灯を使いこなすことは、お洒落なインテリアの一丁目一番地とまで言われています。
多灯照明といって、それひとつで多灯を楽しめる照明器具も様々なブランドから発売されています。
また、IKEAなどの影響もあり根強い人気の北欧インテリアでは、多灯が基本です。
(だからIKEAは照明器具が強いのですね。)
インテリアを多少なりともかじったのなら、使うかどうかはともかく多灯を志すのはごく自然なことだと思います。
だがしかし、低収入の節約家に余計なインテリアをばかすか購入する余裕はございません。
そこで、冒頭の“適材適照”という考え方が重要になるのです。
必要なところに必要なだけ、というのは資産形成にも共通する思考法です。
部屋にとって必要なものは何かを考える作業は、自分にとって必要なものを見極める、いい練習になります。
『ここに照明器具を置きたい』
『何のために?──食事や書類を書くために』
『ではどんな照明?──白系のLED照明。普段は壁に当てて間接照明にして、書類作業のときはテーブルに向けたい』
『機能性は?──上下に可動できたら便利。調光はあればいいけどなくてもいい』
『床に置く?テーブルに置く?──床』
『電源は?──近くに電源タップがある』
『デザインは?──ダイニングなのでシンプルな白。もしくはキッチン要素でホーローや色つきガラス。目立たず存在感が薄めだけど、必要なときはちゃんと照らせるもの』
『購入方法は?──IKEAやニトリで理想像を探して、ジモティーでも探す』
『捨て方は?──粗大ごみ受付センターに自分で持ち込む』
ここまで考えて、ニトリの4000円くらいのシンプルなスタンド照明をジモティーで無料でお迎えしました。
まさに理想の、ど真ん中。
しっかり照明器具としての機能を果たしつつ、インテリアに溶け込んでいます。
結果的に無料でお迎えできたので、資産形成にも役立ちました。
LEDなので在宅時ほぼずっと使っていても、シーリングライトほど電気代を消費しません。
また、うちでは玄関と洗面所に人感センサー付きのポータブルライトを置いています。
こちらも人感センサー付きである必要性や、明るさについてなど、たくさん考えた上でIKEAの販売終了品をサーキュラーマーケットで安く購入するに至ったのです。
おかげさまで、非常に快適に過ごせています。
そしてこちらも、その都度シーリングライトをつけていた頃より電気代を消費しなくなったように思います。
他にも、先日購入した太陽電池式ポータブルライトは災害時のリスクヘッジを目的としていましたし、休日の贅沢という目的のために購入されたポータブルライトもあります。
夜中にトイレに起きたときや、湯船につかるとき(「4.うちのバスルーム」参照)に使う目的で購入したライトも。
以前の私なら、どれもシーリングライトで賄っていました。
しかし、うちにある照明器具を全て合わせても5000円いくかいかないかくらいの金額なので、趣味と実益を兼ねているなら、そんなに大きな出費ではありません。
何より、QOLは確実に向上しています。
おうち時間が快適なものになるということは、余計な外出が減るので資産形成にも繋がるのです。
必要なものを見極める練習ができて、節電にもなって、QOL向上により余計なストレスや無駄な外出が減る。
適材適照に取り組むと、資産形成がはかどるのです。
102.適材適照に取り組むと、資産形成がはかどる
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