~「成仏」から始まる桃との遭遇と、チャリ圏内のラグジュアリー~
X(旧Twitter)で桃スイーツが流れてくるようになって早数週間。
毎年毎年スルーし続けてきたけれど、もし万が一、桃を食べることなく人生を終えることになったら私は成仏できるだろうか?
そんな思いから、今年は『何かしらの桃スイーツを楽しむぞ』と心に決めました。
それで新宿や渋谷から浅草や銀座まで様々なお店のポストを眺めてはブクマしていたのですが、どれも数量限定だったり土地勘のない場所だったりと不安要素が多く。
推し活じゃあるまいし先着販売のために有給取るのはちょっと嫌だなと考えていたところ、デニーズのニュースが飛び込んできたのです。
1番高いものは2,500円ほどすると言うけれど、電車賃を考えると他所で食べるよりだいぶ低予算でいけます。
チェーン店であれば当たり外れも少ないだろうし、チャリ圏内でもある。
自分の都合に合わせて楽しめるぞ!
……と思ってアプリをインストールし仕事終わりに足を運ぶと、まさかの売り切れ。
泣く泣く朝に出直せば、大きな桃パフェは10時からと言われ、再度出直しようやくありつけたので感想を述べたいと思います。

📷️“フレッシュ桃をまるごと1個使ったフルーツサンデー”¥2,409 の画像
なによりもまず、桃が美味しい!
この夏、旬の果物として生活に桃を取り入れようかと思っていたけれど、もう他の桃が食べられなくなったのではと思うほどに美味しい。
約1玉分をあっという間に平らげてしまいました。
他の桃サンデーや桃パルフェに使われている桃の割合を見ると、桃が食べたいならこの“フレッシュ桃をまるごと1個使ったフルーツサンデー”が一番コスパいいと感じます。
いや、純粋に桃だけ食べたいなら果物屋に行くのが最短ルートではありますが。
私には数ある桃から美味しくて柔らかくて美味しい桃を選んで、傷つけずに持ち帰って、傷まないよう保管して、綺麗に剥いてベストな体調で食べるのがしんどいんだよ。
桃はお店で食べるに限るかもしれません。
ちなみにこの桃、フォークとスプーンを駆使しないと落っことしますね。
パフェ経験値が低すぎて知りませんでした。
桃のターンが終わると、クレームダンジュかな?
なんか甘いドロドロしたものを食べることになり、これは健康的に大丈夫なのかと少し不安になります。
美味しいけども。
そして、大好きなホワイトチョコをパリパリいただいた先にあるのは、液体に沈められたミカンとバナナ!
いや、このフルーツポンチ枠なに?
さっきまでドロドロに甘やかされていたのに、若干皮のついたミカンを食べさせられるの謎すぎる。
まあ人体に良いと言い切れないほどの甘やかしを受けた直後なので、農村のミカン狩りを彷彿とさせる健康的なミカンを摂取できるのは大変にありがたいのですが。
甘いのとしょっぱいのでバランスを取るみたいな。
人工的なものと大自然のものでバランスを取られている感じ。
もう少し掘り進めると、桃との再会が待っています。
この桃が、なんか、桃ゼリーに浸っているからか何かのシロップの影響を受けているからか、アジアンリゾートみたいな味がしました。
顔脱毛で通っていた“ワヤンダリ”を思い出します。
それか謎のチェアがたくさん置いてある某所ヴィラ。
最初の桃が昼職のおねーさんだとしたら、こっちは夜の蝶のおねーさん。
艶やかでちょっと背徳感のある美味しさ。
そしてここから先は一口食べるごとに酸味があったり、とんでもなく甘かったり、スッキリとした甘さだったり、夜の蝶が舞い降りたりと情緒不安定なゾーンに入ります。
今自分が何を食べているのかわからない。
これはスプーンで食べるべきなのか、グラスを傾けて飲んでもいいのかわからない。
ひとりで来店してよかったと思いつつ、私はジュースのように流し込みました。
人生で初めてコースターのついていない2,409円のパフェを食べてみたわけですが、満足感半端なかったです。
食べるまでは『美味しかったら他のパフェも食べてみようかな』とか『この夏デニーズの桃を全制覇するのもいいかも』なんて思っていたのが嘘のように『これ以上はないだろう』と思っています。
これの次点のサンデーは1,639円とのことで、1,000円近く安いのだから気軽に食べられそうだと思うじゃないですか。
でも、これは値段じゃありません。
満足感を得るために安いのあれこれ頼むくらいなら、この2,409円のサンデーひとつ食べた方が早いです。
こんな体験がチャリ圏内でできるなんて、本当にデニーズ様々だと思います。
余談ですが、お会計して出ようとしたら“本日限定!11時から24時まで10%OFFクーポン”なるものが出現し、まさかの2,169円でした。
何かしらの善行がデニーズの神に届いたとしか思えないタイミング。
ありがとう、デニーズ。


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