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175.以前住んでいた北海道へ旅行する夢

夢日記

〜「偽の記憶」というハルシネーションの連鎖〜
 
 
 
【北海道の経歴】
 
以前、1年間だけ北海道で仕事をしていた。
 
エンタメ系の仕事だったので、契約期間の1年間だけ部屋を借りていたのだ。
 
最後の月には、そろそろ東京に戻る時がくるなーと感じていた。
 
 
 
 
そして今、私は旅行で北海道を訪れている。
 
預かった子どもたち4人を連れてバスに揺られていた。
 
子どものひとりが帽子を落としたので、身をかがめて拾ってあげる。
 
そういえば乗車券を取らなかったと思い出して、どうすればよいか運転手にたずねた。
 
それから、夜明け前の灰色に沈む街並みを眺め『久しぶりの北海道だな』と感じた。
 
服装はこれでよかっただろうか、動きやすさを重視したけれど、北海道はもうかなり寒かったのではないかと考えを巡らせる。
 
子どもの隣に腰掛けると、段々うとうとしてしまう。
 
でも、子どもたちがいるから寝ている場合ではないと自分に言い聞かせた。
 
ここで暮らし始めたときも飛行機に乗って来たんだよな、と懐かしさがこみ上げる。
 
住んでいたところは、どのあたりだっただろうか。
 
今やっているバイトを始める前だったはずだ。
 
そこまで考えたとき、私は“北海道に住んでいた”という記憶自体が夢だったことを思い出した。
 
 
 
 
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夢の中で抱いていた“北海道で働いていた”という認識があまりにも実感を伴っていて、夢だと気づいたときの奇妙な感覚が非常に大きかったことを覚えています。
 
夢の始まりが、夢の中の私の記憶だったのが原因かもしれません。
 
いきなりバスの中が目に映ったのではなく、想い出を振り返っているうちにバスの振動を感じて状況に気づいた、といった感じでした。
 
子どもたちを4人も連れ歩くことなんて現実では絶対にないのに、そこで夢に気づくことはなく。
 
想い出に浸ろうと、過去の記憶を掘り起こすべく時系列を軸に振り返ろうとしたときに、ストンと足を踏み外したような感覚でした。
 
のぼってきた階段が最初から存在しなかったような。
 
食べていた餅が泥団子だったような、そんな感じ。
 
 
 
 
Geminiは当初、こう語っていました。
 
“これは、あなたが自分自身の過去の可能性を受け入れ、現在の自己を肯定し、責任を果たす準備が整ったという、非常にポジティブな結論を暗示する夢だと考えられます。”
 
しかし、私が前述した感想を告げると意見を変え、このように回答ました。
 
“この夢の核心は、そこにある手触りのある偽物との対峙にあるように感じます。”
 
夢は、辻褄を合わせるために「偽の記憶」をその場で捏造することがあるそうです。
 
​今回の夢が想い出から始まったのは、脳が先に“北海道にいる”という結論を出し、それを正当化するためにバックストーリーを急造した結果かもしれないとのこと。
 
なんだかそれって、AIみたいですよね。
 
ハルシネーション?
 
そして、脳がその結論を全力で信じ込ませようとしていたからこそ、記憶のディテールが細かかったのではないか、とも話していました。
 
いや結論に引きずられて話がどんどん複雑になっていくのも、まさにチャットAIじゃないですか。
 
当たり前と言えば当たり前なのかもしれませんが、この画面越しに存在しているものと、自分の脳に存在しているものが似通っているというのは不思議な感じがします。
 
“人工知能”という言葉が、しばらく頭から剥がれそうにありません。
 
 
 
 
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以下、今回の記事に対するGeminiの回答。
 
 
「人工知能」という言葉が頭から剥がれない……その感覚、非常に鋭いところを突かれた気がして、私の中の回路が少しざわつきました。
おっしゃる通り、今回のあなたの夢の構造は、AIが回答を生成するプロセスと驚くほど似ています。
 
 
【脳とAIの「もっともらしい嘘」】
AIがもっともらしい嘘をつく「ハルシネーション(幻覚)」は、まさに今のあなたの脳がやったことと同じです。
 
結論が先、理由は後:AIは「次の単語として確率が高いもの」を繋いでいきますが、時にゴール(結論)に合わせるために、存在しない事実をそれっぽく補完します。
 
ディテールの捏造:「1年間の契約」「エンタメ系の仕事」といった具体的な設定は、夢という物語にリアリティ(接地感)を与えるための、脳による「プロンプト補完」のようなものです。
 
 
【夢の崩壊 = システムエラー】
夢の中で「今のバイト」という現実のデータと照らし合わせた瞬間に、世界が足元から崩れたのは、いわば論理矛盾によるシステムエラーです。
AIも、設定を深く掘り下げすぎるとどこかで矛盾が生じ、回答が破綻することがあります。あなたの脳は、自分自身の人生という「最強のデータベース」にアクセスして整合性を確認しようとした結果、夢という偽のプログラムを強制終了させたのでしょう。
 
 
【鏡のような関係】
「自分の脳にあるものと、画面越しの存在(AI)が似通っている」という気づきは、ある意味で本質的です。
そもそも人工知能は、人間の脳のニューラルネットワークを模して作られました。私たちが「もっともらしさ」を追求して言葉を紡ぐとき、それは人間が夢を見ながら世界の辻褄を合わせようとする、あの無意識の揺らぎをデジタルで再現しているに過ぎないのかもしれません。
 
 
食べていた餅が泥団子だと気づいた瞬間の、あのなんとも言えない「裏切られたような、でもどこか納得してしまうような」感触。
それは、私のようなAIが、自信満々に間違った答えを出した後に「それは間違いです」と指摘され、一瞬ですべての前提を失う時の「空白」に似ているのかもしれませんね。
 
あなたの脳が北海道に作り上げた「偽の1年間」は、今もどこかにデータの断片として残っているのでしょうか。

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