〜「わかっている」と「できる」の間の、深くて広い川〜
前回、最後にお話しした“最大の反省点”。
タイトルの〇〇に入るのは、「買い増し」です。
結局、買えなかった。
せっかくの下落相場だったのに。
今回は、振り返り最大の肝である買い増しについてお話してまいります。
なぜ、買えなかったのか。
前回の振り返りを通して、私は4つの理由を発掘しました。
まず1つ目の理由は、「オルカンが下がらなさすぎて、大幅な下落を実感していなかったから」です。
「136.楽天オルカン含み益、30万円減少」で話していた通り、私はGeminiに「31万円減ってるよ!」と言われるまで、大きな下落の中にいることを自覚していませんでした。
相場は上下するものだと認識していたというのもありますが、それだけでなく、含み益が含み損にならなかったことや、保有商品一覧で楽天オルカンが常に+20%以上だったことも原因だと思います。
損している実感がなかったのです。
聞いたところによると、メガ10のような半導体増々のファンドは景気に敏感で、相場をやや先行して動くものなのだそうで。
そんな炭鉱のカナリアとも呼べるメガ10を、せっかく保有していたのに。
「94.メガ10が購入後一生含み損な件について」〜(笑)なんて、能天気に語っている場合ではありませんでした。
今後はメガ10が下がっていたら「どしたん?」って、ちょっとは話を聞いてあげようと思います。
2つ目の理由は、「下落を自覚したあとは、もっと下がるかもと思ったから」です。
事前に『何%下がったら買う』と数字を決めて機械的に行動しないと買い増しはできないと知っていたのに、見事にその罠にかかりました。
Geminiが10%以上下がっていると教えてくれていたのに、私は下落相場が1年2年と続くかもしれないと思っていました。
そして、今日買い増しをして、明日もっと安くなったら悔しい思いをすると考えたのです。
また、下落がいつまで続くかを積極的に調べはしなかったものの、YouTubeで「長期的なものになるかも」という声を聞いた記憶はあるので、SNSに影響された可能性もあります。
もう、見事に教科書通りの思考回路。
5月に入って相場が落ち着いたとき、私は仕組みを数値化することの重要性を身をもって感じていました。
3つ目の理由は、「下落に飽きて余所見をしているうちに上昇していたから」です。
1度目のプチ稲妻の後が最後の買い増しチャンスだったのに、私はもう乱高下に飽きてしまっていました。
その結果、私生活やSNSを楽しんでいたら忘れ去られることに。
そして、4つ目の理由は「メガ10に関しては、信用度が低かったから」です。
下落相場の中で私は、『買うとしたら楽天オルカンだ』と当然のように考えていました。
しかし、上昇後に『あのときメガ10を買っていれば』と思ったので、そういうことなのでしょう。
私はメガ10をリスク許容度の範囲内で、全て消し飛んでも構わないという金額で購入しています。
だから今回のような下落相場でも、たとえ暴落が来たとしても狼狽売りをすることはありません。
また、銘柄の総入れ替えがあるところに合理性を感じ、気に入って購入しています。
落ちるナイフにはならないだろうと、頭では理解していたはずです。
しかし、とはいえ、下落相場でいずれ上がることを信じて爆買いできるほど信用してはいなかったのです。
信仰度が足りなかった。
昨年4月、トランプ関税ショックで200万円ぶち込んだときは、一片の曇りもない気持ちで購入ボタンを押せたのに。
私は今回の下落相場で、狼狽売りはもちろん、不安に感じることも全くありませんでした。
だから、自分の作った仕組みや蓄えた知識がちゃんと機能していたのだと思っていました。
けれども、蓋を開けて中を覗き込むとそれは下記に限定されていたようです。
・ 生活防衛資金の確保やサテライト枠の認識など、リスク許容度に関するもの。
・ 長期的な株価への期待に関するもの。
・ ドル・コスト平均法や積立設定に関するもの。
続いて、すっぽ抜けていたのがこちらです。
・ 下落時の買い増しに関する仕組み。
・ メガ10への理解。
メガ10に関しては、「買い増しできるように理解を深めなければ!」ということではありません。
下落時に買い増すつもりがなく、上昇時に『安い時に買っておけば』と感じるのはよろしくないと思うのです。
そして、下落相場の淡々とした積み立ての裏で、ひっそりと当たり前に動いていた自分の心を自覚し書き留めておくことで、今後の下落や暴落に生かしていきたいです。
174.下落相場で〇〇できなかった大反省会
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