〜2026年「ナフサショック」のリアルと、煽りへの冷徹な視線〜
【注意】この記事は、過度な備蓄や買い溜めを推奨するものではありません。
昨今なにかと話題の“ナフサ不足”。
みなさんは、生活の中で実感していますか?
体感ですが、当初騒がれていた原油価格の高騰よりも世間を騒がせているような。
そして、車非保有世帯には津波の先しか届いていない気がする原油高よりも、影響し始めているような?
今回は、そんなナフサ不足について、200%体感ベースで超個人的な内容をお話ししていきたいと思います。
繰り返しとなりますが、本記事は過度な備蓄や買い溜めを推奨するものではありません。
自我を強く持ってお読みいただけますと幸いです。
まず、ナフサ不足(ナフサショック)についてざっくり説明します。
【ナフサとは】
中東からの輸入にだいぶ頼っている基礎原料のこと。
【身近で使われているものは?】
ビニール袋、食品用ラップ、ペットボトル、食品トレーなど。
【原因①】
中東情勢の緊迫化とホルムズ海峡の封鎖による物流の停滞。
【原因②】
国家備蓄の対象外のため、20日分しか備蓄がなかった。
【影響①】
価格の高騰。
【影響②】
住宅、リフォーム、自動車、製造業などの停滞。
【まとめ】
世界に物はあるけど必要なところに届いてないよ。
改めて調べてみると、ナフサの海外依存割合は8割だとか4割だとか6割だとか、資料によりバラバラでした。
なんでも国内製造分も輸入した原油から精製しているとのことで、実質8割依存というのが実体と近いのでしょうか。
それが、例えて言うならば、配膳係が通せんぼされているせいで給食が運ばれてこない状況です。
今のままでは給食係も報われません。
しかし、今現在、日常生活でそれを実感している方はどれくらいいるでしょうか?
不足だ買い溜めだと騒いでいるのは、メディアや企業が主だと感じている人もいるのではないでしょうか。
私も、そのひとりでした。
だってクレラップはスーパーで298(にっきゅっぱ)だし。
ペットボトルは山積みにされているし。
惣菜コーナーは毎日大量に並べられているし。
梱包材の調達に困ることもありません。
『えー、メディアが大袈裟に言ってるだけじゃないの?』
“ナフサ不足”って、取り上げやすいテーマだとも思うのです。
原油不足であれば『あー、ガソリンね。高いよね』と納得され、そこで話が終わります。
せいぜい価格推移をグラフにしたり、過去のオイルショックと重ねてみたり、専門家を呼んで今後の情勢を一生懸命予測するのが関の山。
さらに価格高騰に関しては、昨今のインフレのおかげで印象が薄くなりがちです。
ですが、ナフサ不足と言われると『なにそれ?どこに影響があるの?』と人々の興味関心をそそります。
ナフサとは何か、中東依存の歴史、国家備蓄の落とし穴、各企業の対応など、話題にも事欠きません。
品薄になりそうなものとしてサランラップや日用品を並べたあとに、「なんと医療用の〇〇まで!」と万人に刺さる深刻なオチまでつけることができます。
YouTubeでこの流れを何回見たことか。
買い溜めを煽る着地点と張り巡らされたアフィリエイトを目にすると、逆にこう思ってしまうのです。
『収益のために煽っているだけでは?』
また原油は車非保有世帯にとって「原油価格が上がると輸送費が上がる。輸送費が上がると企業のコストが上がる。コストが上がると商品の値段が上がる」といった“風が吹けば桶屋がもうかる”方式で値上がりを実感するもの。
さらに国の備蓄の放出や企業への支援なども絡むため、値上がりに至る道のりは複雑です。
しかしナフサは、「ナフサが不足すると〇〇の値段が上がる」と至ってシンプル。
ガソリンスタンドの前を通っても『わー、値上がりしてる』としか感じない人も、メディアの発信を観たあとに品薄になった該当商品の陳列棚を見れば『もしかして、これってもう買えなくなるの?』と不安になりやすいのではないでしょうか。
はい、まさに私がそうです。
そしてこれを自覚すると、もう何が事実かわからなくなってしまいます。
政府はあるというけれど、ポテチはモノクロになるようだし。
メディアは品薄と言うけれど、スーパーは通常運転だし。
結局ナフサはあるの?ないの?
値上がりするの?しないの?
買えなくなるの?ならないの?
上がったところで、そのうち値下がりするの?
そんな不安を抱えてスーパーに足を運んだ私は、本日遂に目の当たりにしてしまいました。
長期間地域最安値で提供されていたクレラップが、50円近く値上がりしていたのです。
長くなったので、続きはまた次回。
_20260522_212427_0000.png)
_20260526_233628_0000.png)
コメント